御挨拶

経済企画庁の指導のもとに、『特定非営利活動法人』《日台経済人の会≫を設立し平成12年1月28日に『特定非営利活動法人設立認証書』経企国余第13号の認証を受けました。
本会は日本と台湾に住む人々の、文化の交流等に関する事業を目的として設立したものであります。
21世紀を迎え、日本と台湾は同舟一命の運命共同体であり、そして両地域の親善交流の推進は、単に日本と台湾ばかりでなくアジアの平和に寄与するものと確信して居ります。
我々は、これが為、各種活動を通じ両地域の繁栄と平和の為に奮闘致します。
また我々は日本におきましても各方面よりのご支援を受けておりますが、台湾においても数十年の長きにわたり政財界及び学術文化の広い分野と交流し活動を続けて参りました。
この長年の成果を、本会の活動に結集する事を誓うものであります。
貴社(貴殿)におかれましては本会の趣旨と活動を御理解されて会員として御賛助くださる事を御願い申し上げます。
最後に貴社(貴殿)の御繁栄と御発展を祈り、御挨拶と致します。

名誉会長プロフィール

氏  名 阿尾博政
生年月日 昭和5年7月30日 ~令和23年12月17日(故人)
本 籍 地 富山県氷見市
学  歴 中央大学卒業(商学部)

職歴

1955年 陸上自衛隊幹部候補生学校入学(富士学校レンジャー課程)。
調査学校対心理情報課程。
1963年 第一空挺団本部情報幹部を経て陸上自衛隊幕僚。幹部、第二部(情報部)特別勤務班。 ※日米安保条約に基づく【日米合同唯一の情報機関】本部はホノルル。中国・台湾・その他東南アジア地区の情報収集。
1967年 上部機関との調整により、防衛庁を正式(非公式)に退職。
非公式に中国・台湾に対する情報収集活動に従事。
1972年 日本と台湾の国交断絶により、非公式の駐在武官活動を開始。 ※白機関:日本元軍人による台湾国防部に対する支援機関に協力。 その他、国防部情報局・国民党中央委員会大陸工作会・行政院国軍退除役官兵補導委員会との拘留を密に行う。
1977年 台湾における活動実績の功績を認められ「行政院国軍退除役官兵補導委員会」より日本人初の賞詞と栄誉徽章を受け、その後十数年にわたり業務専念。 ※タイ・インドネシア・ベトナムなど旧軍人の人間関係を通じての交流を持つ。
1988年 台湾八洲物産有限公司設立(総経理就任)
1995年 任意団体「日台経済人の会」設立代表者。
2000年 NPO法人の認証を受け理事長就任。
2006年 台湾富山県人会         顧問就任
2010年 台湾フォルモサ日本人会     顧問就任
(注:フォルモサとは(Formosa, 福爾摩沙). 台湾の別称。欧州諸国では現在でもこう呼ばれる)
2014年 台湾にて 任意団体 白団顕彰会 理事長就任
2014年 一般財団法人 白団顕彰会 理事長就任
2020年NPO法人 日台経済人の会名誉会長に就任
2023年肺炎の為、逝去

※自伝「自衛隊秘密諜報員~青桐の風に吹かれて(講談社)」の出版後、「情報学の開設と 情報要員の50年の体験談」をと題して講演会を多数開催。

法人概要

特定非営利活動法人
日台経済人の会

Nippon and Taiwan Economic Group

内閣府2000/1/28認証

目的

この法人は、日本と台湾に住む人々に対して、文化の交流に関する事業を行い、日本と台湾の人々の協力関係を築き、以て両者の国際交流に関する知識の向上に寄与することを目的とする。

設立年月日

平成12年1月28日

役員構成

松尾伸也 理事長 (一般社団法人在日スリランカ商工会議所 理事長)
阿尾正典 副理事長

阿尾博政 名誉会長(故人) 

沿革

1997/1/25 李登輝総統著「台湾がめざす未来」出版パーティをロイヤル台北ホテルにて開催。
2000/5/4 綿貫民輔自民党代表と陳水扁総統就任のお祝いで訪台。
2000/5/20 陳水扁総統就任式に「日台経済人の会」のメンバー20名招待される。
2000/9/21 「台湾大地震」災害救助技術者の派遣協力/日本より台中県大里郷に簡易住宅120戸を建設。
2001/4 李登輝総統の訪日ビザ発行の協力(自民党議員役100名参加)
2001/8/23 「日台国会議員有効連盟設立」に協力。(台湾国会議員と日本国会議員18名)
2001/10/4 「対極門親善文化訪問団」の来日支援。
2002/6 「台南市」と長崎県平戸市の友好活動の支援
2003/4 「日本の大学OB会」台湾での設立支援。
2006/2 当会より台湾の総統府へ提言書を提出する。
2006/11/16 日本の「農水省」より台湾バナナの日本向け輸出拡大の依頼を受け、販売に協力
2007/5/17 「児玉源太郎没後100年祭」を支援(山口県)
2008/9/14 馮寄台氏、台北駐日経済文化代表処(台湾の大使館)代表就任の歓送迎会開催。
2012/5/30 沈斯淳氏、台北駐日経済文化代表処、代表歓迎。
2012/7/23 日本貿易復興機構(JETRO)・復興庁・台湾訪問。復興状況説明・対日投資促進セミナー開催についての協力。
2012/8/20 東北被災地復興支援活動についての復興省への協力開始。
2012/9/28 沖縄県への復興支援活動(最偉業廃棄物リサイクル事業)協力
2012/10 被災地での太陽光発電所建設の協力。
2012/12 太陽光発電所建設、全国展開開始する。
2013/2 台湾における低レベル放射能廃棄物処理事業の協力。
2013/4 東日本震災の被災者救援住宅建設事業の協力
2014/1 大韓民国の農業協同組合(NACF)略称農協(NH)よりの依頼で、韓国産鰻を日本へ販売する事業の協力。(龍誠国際貿易有限公司)
2014/4 白団富田直亮閣下 没後35周年慰霊祭開催する。白団とは:白団(旧日本軍人)が戦後の台湾に対し台湾軍、経済活動の指導をする。
2014/ 8 「日本の古典美を愛でる」展覧会開催。後援 交流協会台北支部、日本人会、日本工商会 《日台友好 感謝台湾》 会場 交流協会台北支部文化ホール
2015/3/7 日本と台湾の「囲碁交流戦」開催・親睦会 協賛する。
場所:台北市内  日本側:田調和風会・台湾側:棋風会
2015/4/18 白団富田直亮閣下 第36回慰霊祭開催 白団顕彰会
2015/4/18 日台経済人の会20周年記念パーティ―・亜東関係協会より感謝状を受賞

業務内容

収益事業

  1. 日用雑貨・衣料品・食料品・農産物・酒類・化粧品・医薬品及び貴金属・電気製品・事務用機器・通信機器・インテリア用品及び建築資材の輸出入と製造販売。
  2. 不動産管理斡旋及び販売
  3. 運送及び倉庫業。
  4. 経営コンサルタント・医療コンサルタント業。
  5. 投資コンサルタント業。
  6. 建設工事及び設計コンサルタント業。
  7. 貿易業務。
  8. 観光事業及び人材派遣業の斡旋。

非営利活動

平和活動

  1. 難民問題研究及び協力
  2. アジア最貧地区の研究及び協力
  3. アジア地区における環境・公害問題の研究及び協力
  4. 広島平和研究所視察と協力

経済

  1. 経済ゼミナールの開催
  2. メーカーの紹介、視察
  3. 物産展、商談会の開催
  4. 技術交流
  5. 機関紙の発行

教育

  1. 留学生の派遣支援事業
  2. 台湾歴史勉強会
  3. 日本の歴史勉強会
  4. 姉妹校の提携支援
  5. 相互の語学普及活動
  6. 障害者遺児の支援

文化

  1. 古典芸能の普及交流(舞踏・音楽)
  2. 郷土芸術の普及交流
  3. 茶道、華道の指導普及
  4. 民芸品普及交流

スポーツ

  1. 武道(柔道・剣道・空手)の交流
  2. 台拳道・太極拳・気功の交流
  3. 野球(棒球)の交流(プロ・青年)

会員に対する支援協力

  1. 本会の機関紙配布と投稿。
  2. 関係貿易・機関よりの情報資料の配布。
  3. 貿易相手への紹介及び資料の配布。
  4. 技術移転への協力。
  5. 特定プロジェクトの内容紹介及び資料の配布。
  6. 関係官庁機関・メーカー・商社への紹介及び資料の配布。
  7. 関係工場・施設・機関への視察、紹介。
  8. 経済ゼミナールの参加。
  9. 物産展・商談会の参加協力。
  10. 留学生派遣についての協力。
  11. 本会が主催する経済・文化・スポーツ等の催事に優先的に参加できます。

各 位
本会員の皆様で公私に拘わらずお困りの案件ありましたら、ご遠慮なくお申し出ください。お力になれると思います。


特定非営利活動法人 日台経済人の会

活動実績

台湾とのコネクション

政界との交流

  1. 国民党
    名誉会長の最初の勤務先であり、約20年間の人脈が現存する。
  2. 民進党
    陳水扁総統時代8年間の本工作の担当であり現在も、様々な相談を受ける。
  3. 李登輝
    訪日ビザの問題で、大きな運動を日本で行い、『台湾がめざす未来』出版を名誉会長が開催する。
  4. 外交部 亜東関係協会
    現在の台北駐日経済文化代表処(日本にある台湾の大使館)。外交部の下部組織。(日本にある台湾の大使館は外交部の下部組織。)
    現在の同協会秘書長 羅坤燦
    前々協会秘書長黄明朗氏と当会名誉会長は30年来の友人であり、日本との交流の総責任者。
  5. 忠烈詞・中正記念館・台北博物館
  6. 公益財団法人交流協会 日本交流協会 台北事務所(台湾にある日本の大使館にあたる)

官の組織

  1. 行政院国軍退除役官兵補導委員会

※台湾経済の15%のシェアを持ち、デパート・スーパー・各種製造メーカー・農業など手がけ、スーパーゼネコン「榮民工程處」の上部組織である。

※阿尾博政名誉会長は、1977年に日本初の表彰を受け、在台日系企業約3000社、日本人会、日商工会と緊密な連絡を取り合う関係性を築く。

  • 国民党(中央党部、海外工作会、大陸工作会)
  • 国防部(情報部)
  • 調査局

国営企業

中国電力、中国石油(CPC)、 台湾糖業 (台湾製糖)、台湾塩業、台湾農林、中国鋼鉄など

スポーツ関係

体育委員会、中華民国剣道協会、中華民国棒球(野球)協会、海洋少年団など

その他各団体

  1. フォルモサ・シニア会 (フォルモサとは 「うるわしの島」)
    会員資格は、在台10年以上の日本人。近年は台湾人で理解ある台湾人も入会。
  2. 太極門
    台湾で最大手の太極拳の会。会員数数万人。代表者とも緊密な連絡を取り合りあい、活動に協力。
  3. 洪門
    中国伝統の特別Group。軍人・警察・情報機関の組織との交流。
  4. 台北日本人学校 文部科学省管轄化の小中学校への協力。
  5. 財団法人 台湾佛教慈善事業基金会 1966年4月14日設立
    本部:台湾花蓮県 日本本部:新宿区
    仏教系の慈善団体で、3/11震災復興基金として五十億円被災者に提供。
  6. 台湾日本人会・台北市日本工商会

日本での当会活動を・・・・国政関係者

綿貫民輔   元国会議員

亀井静香   国会議員

中川秀直   元国会議員

木村太郎   国会議員

宮腰光寛   国会議員

石原慎太郎  元東京都知事(親台湾派)

中屋文孝   東京都議会議員

経済交流

  1. A社大型コンピューターを誉政署へ納入
  2. B建設榮民工程處との合作に協力(10大建設の中の8事業)
  3. C建設台湾での法人設立に協力
  4. D工業よりの協力活動雪山トンネル工事(台湾県)の出水事故修理依頼
  5. E社台湾電力入札に協力
  6. F商事中国石油(台湾)のタンク建設と安全性の問題解決処理に協力
  7. G油脂(子会社)自動車生産設備納入に協力(榮民工程處Group)
  8. H社IT及び台湾新幹線導入時の窓口協力
  9. Iメーカー台湾における半導体下請けメーカー開発に協力
  10. J広告社政府への入札に協力する
  11. 台湾電力・中国石油・榮民工程處環境保署等と日本有名企業との間の受注・合作協力
  12. 台湾より日本の公共事業についての視察と意見交換
  13. 各種展示会についての相互観察・実施
  14. 中小企業間の技術協力と親善交流・OEM生産についての協力
  15. 台湾企業の日本企業への視察・合作の協力

文化・スポーツ交流

  1. 茶道―裏千家による親善交流・生花―嵯峨流による親善交流
  2. 海洋少年団の相互訪問による親善交流
  3. 相互の古典音楽・舞踏による親善交流
  4. 居合道―中華電視及びその他において模範試合
  5. 柳生新蔭流―台湾において親善試合
  6. 台湾少年団―日本における親善試合
  7. 日本プロ野球有名選手による指導
  8. 留学生の相互派遣についての支援